稽古のカリキュラム

棒武会では、先人が生み出した六尺棒の技で、人間が本来持っている力を最大限に引き出し、歳をとっても衰えない身体と技にしていきます。

回転棒術をすることで、体の深層部にある丹田のエネルギーが高まってきます。その結果、体の全細胞が活性化され心身共に強い身体へとなることが出来ます。

稽古の流れ

整体法

体全身の可動域を広げる骨格ストレッチ&呼吸法

基礎鍛錬

立ち方、歩き方、足腰強化、体幹強化

棒術

基本五手・突き込み・打ち込み

棒武会 5段階の基準

初段, 基本五手をスムーズに回せること  

(体の関節を柔軟にし、骨格の流れにそって真っ直ぐに立つことができる)

人間本来の美しく疲れない姿勢を会得

二段, 基本五手を体捌きに乗せて動けること  

(初段で身につけたことをもとに、自在に動きつづけることができる)

統一体で動く事(体捌き)を会得 

三段, 棒の先端にすべての意識と力が集中していること  

(体全体の繋がりを意識し、棒の先端に意識と力をのせることができる)

丹田から生まれるパワー(エネルギー)を会得

四段, 連打一手の棒術であること  

(棒の動きを消し、体捌きと同時に連続技ができる)

棒と一体となり無意識に動ける事を会得

五段, 1から4を一つにまとめ、自分の棒術を創りあげること  

(「棒捌きは体捌きなり、体捌きは棒捌きなり」)

大自然の力を活用し天地と一体となる


※我々が学ぶ古来の棒術には、もともと段位などはありませんでした。棒頭(棒術のトップ)を基準にし、人格形成や家族を守る為の手段として心身を磨いていました。しかし、時代は変わり棒術をする上で目標や基準は必要であると判断し、棒武会では修行段階である基準(段位)を決めております。我々が目指す棒術の技の最高段位を五段とします。